ラムコークのすすめ
ラムコークって知ってます?
Rum and Coca Colaですよ。
The Andrews Sisters - Rum and Coca Cola
↑の曲は関係ないですが、最近はもっぱらこのラムコークにハマっていまして、今日はその魅力をお伝えしたいと思います。
ラムコークの作り方
ラムコークの作り方はとても簡単です。
用意するのは混ぜても後悔しないラムとコーラのみ。
①ハイボールの材料を用意します
— おんたこ (@Ontaco1) 2020年6月19日
②グラスに炭酸を少し注ぎ、空いたスペースにウイスキーを注ぎます
③優しく混ぜて出来上がり
④プロ野球をDAZNで観ながら開幕戦なのにもう優勝🥇#TWLC #ホークス優勝 #プロ野球開幕 pic.twitter.com/PqskEKtPno
↑のウイスキーをラムに、炭酸水をコーラに変えればあら不思議。
これラムコークなんすよ pic.twitter.com/TulgM8hyK8
— おんたこ (@Ontaco1) 2020年6月21日
見た目は完全にコーラですが、飲めばバチバチにキマるラムコークの完成です。
④は皆さんの好きななにかに置き換えていただければよろしいかと思います。
洗い物が増えることが許されるのであれば、グラスと氷を用意してもいいでしょう。
ただし、ジュースのペットボトルからお酒を飲むという背徳感を得られなくなってしまうのであまりお勧めはしません。
ラムコーク × タイ料理
作り方が分かったとろで、ラムコークの魅力をご紹介します。
ラムコークにハマったきっかけがこの組み合わせでした。
私はタイ旅行に行ったのがきっかけでタイ料理が結構好きなので、家でパッタイやフォーを作ることが多いんです。
タイ料理の特徴として、辛さ・甘さ・酸っぱさ・ハーブの香りを一気に味わえるという点があります。
タイ料理を食べた後は口に残ったパクチーやらナンプラーやらの香りが邪魔になるので、ウイスキーを楽しもうと思ってもそうはいきません。
そこで考えたのが、強いものには強いものだ!という頭の悪さ丸出しの理論でした。
普段あまり飲まないラムの飲み方を探っていて、ラムコークを試した時にひらめきましてね。
ラムコーク × パッタイをやってみたら、これが最高でした。
ラムコークにすると、ラムの香りもさることながら、コーラの香りがものすごく立つというか、まとまっていた各要素が主張し始めるんですよね。
簡単に言うとめちゃくちゃケミカルになります。
甘みを中心として柑橘類(弱)→シナモン(強)→コリアンダー(弱)と目まぐるしく変化していき、これがケミカルで最高なんですよ。
コリアンダー感じた後の口内にパクチーの残り香、とか意味わかんなくなりますよ。
目がギンギンに冴えて空腹と疲労を感じずいつまでも働くことができそうです。
パッタイはカルディで買えるので、マジでオススメなので是非やってみて欲しいです。
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以上 本日はラムコークの魅力をタイ料理の魅力も交えてお伝えしました。
明日はウイスキーコークかな。
ミニ樽を放置して250日が経過したらハチミツ感が出てきた
こんばんは。
F1好きの登山キャンプツイッタラーです。
ミニ樽にグレンファークラスを突っ込んで久しいのですが、気づけば250日が以上が経過していました。
しかも前回の更新から155日が経過しています。
はてなブログは90日更新がないと知らない広告が表示されるようですね。
勉強になります。
樽への興味が失せていたこの間、私は登山やらキャンプに行ってはコークハイつくってケミカルな甘みを楽しんでばかりいました。
が、今日は久しぶりに樽を引っ張り出してどうなっているか見てみました。
早速グラスに注いでみると、、、
なんだこの濃い色は。
JWブラックラベルのシェリーエディションと比べているのに意味はありませんが、色の濃さは伝わるでしょうか。
肝心の味はというと、これまで通りの木材感とチョコレート感はもちろんですが、わずかにハチミツッぽいニュアンスが付与されています。
これは私が好きな系統のバーボン樽熟成のウイスキーにある感じです。
ただし、収斂味は激しくて舌がシワシワになるのは相変わらず。というかまあ当然ですが、これまでよりひどくなっているでしょうか。
でも樽がこなれてくるまではこれも我慢が必要なのでしょう。
香りや口に含んだ感じからするとまだまだ度数も落ちていないようなので、今後ももう少し放置様子見しようと思います。
いやしかし、ジョニーウォーカーは何飲んでもうまいなぁ。。。
ジョニーウォーカーにフェルスタッペンが突っ込んだ場面
Formula 1 Johnnie Walker Belgian Grand Prix 2019 (2019年F1ベルギーグランプリ)の決勝。
私はジョニ黒を用意してスタートを待っていました。
もちろん我らがフェルスタッペンを応援するために。
ジョニー・ウォーカー・ベルギーGP始まるよー!#TWLC #F1 pic.twitter.com/Qq5fawyxAM
— おんたこ (@Ontaco1) 2019年9月1日
シグナルが変わり全車一斉にスタート。
スタートがアレなタッペン選手は後方からスタートのライコネンとペレスに先行されてしまう。
しかしさすがアグレッシブさが売りのタッペン選手、順位を守ろうと混沌とする第1コーナーのイン側にブレーキを遅らせて突っ込む暴挙に出ました。
結果、ライコネンが飛び跳ねて色々アレになるというクラッシュを引き起こしました。
タッペン選手は左フロントタイヤのロッドにダメージを受けて少し先でジョニーウォーカーに突っ込みました。
あぁー!!!
— おんたこ (@Ontaco1) 2019年9月1日
フェルスタッペンがジョニーウォーカーにぃいい! pic.twitter.com/ZqA32UWDy6
タッペン選手にケガはなく一安心でしたが、ライコネンのせいにしたらあかんよタッペン君。とかみんな思ったよね。
それから月日は流れ、、、
これはやるしかない https://t.co/WhUuzNUNFT
— おんたこ (@Ontaco1) 2020年4月30日
おやおやこれはタッペン君がぶっ壊したマシンじゃないか。
どれ、いっちょやってみっか。
なんという再現度の高さ。
なにより紙で作ったとは思えないマシンの精巧さ。
デザインした方の意気込みが伝わってきます。
作るのはめちゃめちゃ大変で製作期間は1カ月かかりました。
(1カ月間作業したわけではない)
作業時間を計測しようと思ったのですが、作業初日からワインを飲みながらの作業だったので計測を忘れていました。アホですね。
2日目に作業するときにどうしようかと考えて、作業中は同じワインを飲むことにしました。
何でそんなことをしたのか自分でもわかりませんが、何となくコスパなチリピノだったので、ついって感じでしょうか。
その次の日も同じワイン。
1本空けばまた同じボトルを開ける。
ペーパークラフトを作るついでに飲んでいるというよりは、ワインを飲んでいるついでに紙で遊んでいるって感じでした。
最終的には4本飲み終わる頃に完成して、こうなりました。
他にもウイスキーとか飲んでた気がしますがよく覚えてません。
完成までに必要な作業時間はワイン4本+ウイスキーそこそこ飲めるくらいの時間くらいってところです。
ペーパークラフトをデザインされた@chima_infoさん、楽しい時間をありがとうございました。
まだ東京でローストビーフを買ってるの?
食べたいですよねローストビーフ。
観光地で食べるようなどんぶりからはみ出るほどのローストビーフ。
レストランで大きめのお皿に控えめに盛られたお上品なソースのローストビーフ。
デパ地下のちょっとお高い惣菜コーナーに並んだ、微妙に購入は迷うローストビーフ。
ローストビーフと言っても様々ですが、共通して言えるのはちょいお高いかな、ってことでしょう。
かつてイギリスでは日曜日に貴族が一頭まるまる牛を解体して大量のローストビーフやステーキに調理して食べ、食べきれない残りを次の日以降に回して延々色々と味変して食べていたという文化があり、これがイギリス料理が不味い(レパートリーが少ない)と言われる原因の一つにもなったと言われています。
やはり罪深いですねロービー(ローストビーフ)ちゃん。
そんなお高くとまっているロービーちゃん、実は貴族ではない我々のお家でもめちゃ簡単に作れちゃうので紹介します。
以下3工程でできちゃうので、簡単。
ローストビーフは買う必要ないんですよ。
まずは以下の材料を用意します。
・牛もも肉(かたまり) 300~400gくらい
・コショウ たっぷり
・赤ワイン(ボディ軽めの方が良い) 150cc
・マディラワイン(リッチな方が良い) 50cc
・顆粒コンソメ 小さじ1
マディラワインなんて家にねーよって人、居ないですよね?
ウイスキー好きでシェリー酒は少し飲んでみたけどなんだか、、、からの世界三大酒精強化ワインの残り2種ポートワインとマディラワインを試してみたけどなんだか、、、の残りが棚にあるはずです。探しましょう。
もし無いのなら、不要不急のマディラワインを今すぐ買いに行きましょう。
マディラワインは良いものですよ。
ご存じの方はフォンドボーは?と思うかもしれませんが、そんなものは一般家庭にはありません。コンソメで十分です。
さて、作り方に入ります。
ちなみに、本来の作り方であるオーブンでのローストはしません。
庶民の家ではそんなもの使いませんよね。
(1)牛肉の表面を焼く
冷蔵庫から出したばかりの牛肉全面にコショウとたっぷり振ります。
フライパンに油を入れて中火でアツアツに熱します。
肉を入れて1面につき1分30秒ずつ焼きます。
時間を計りながら正確に。
焼いている間に大きめの鍋でお湯を沸かしておきます。
フライパンはまだ洗いません。段取りいいアピールはだめですよ。
冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛肉を短時間焼くことで表面は中まで火が通ることを防ぎます。
火が通りすぎたローストビーフってなんかテンション下がりますからね。
(2)湯煎?する
焼いたお肉をラップで二重に包みます。
アツアツのままラップに乗せると溶けるので気を付けましょう。
更にそれをアルミホイル二重に包みます。
更にそれをジップロックなどのポリ袋に入れます。
グツグツお湯を沸かしておいた鍋に袋のままインします。
3分間沸騰させ続けます。
お肉が浮いてこないようにお皿を載せたりした方がいいでしょう。
3分経ったら火を止めてフタをして15分間放置します。
放置して15分経ったら鍋から取り出します。
ポリ袋、アルミ、ラップからも取り出すとお肉は完成です。あら簡単。
(3)ソースを作る
フライパンに残った牛の油と少し焦げたコショウを活用します。
肉を焼いた後のフライパンにワインとマディラワイン、顆粒コンソメを入れます。
焦げないように弱火で熱しながら煮詰めていきます。
煮詰めていくとあるとき急に粘度が高くなってブクブクが激しくなります。
そのあたりで終了でもいいですし、濃い目が好きならもう少し煮詰めましょう。
以上で作る過程は完了です。後は食べるだけ。
さて、出来上がったお肉を切ってみましょう。
ちょっと写真だと生に見えますが、実物はちゃんと良い感じ。
もう少し火を通したいって方はもう一度湯煎するかレンチンなどの手があります。
そのあたりは自己判断です。
器にポテトや野菜と共に盛り付けて作ったソースをかければ最高です。
マディラワインの甘みとしっかりしたコク、特有の酸味がお肉とよく合います。
ちなみに映えを気にするなら、ソースはかけるよりも付けて食べるスタイルにしたほうが綺麗です。
私はそんなものはどうでもいいのでぶっかけて食べましたが。
さて、こんな感じで一般家庭でもお手軽にローストビーフを楽しめるわけですが、食べきらずに余ることがままあります。
そんなときはイギリス貴族よろしく翌日に回しましょう。
余った肉は塊のままラップで包んで冷蔵庫で保管できます。
翌日にローストビーフ丼にしました。
味変もしたいのでわさび醤油にしましたが、これもグッドイナフ。
さらに違うパターンとしてはサンドイッチもおすすめです。
こいつを挟むと、、、
マヨネーズやソースも欲しいですね。
ソースについては、サンドイッチのときは上で紹介した材料の他にケチャップを加えて作ったものを使ったらマーベラスでした。
あとは最後にコショウをガリガリやってあげるとエクセレントゥ!って感じです。
アルミホイルに包んで公園に行きたいですね。
・・・
今日はローストビーフとマディラワイン(で作ったソース)の話でした。
忘れるところでしたが、一応このブログはマイ樽でウイスキーを熟成させるブログですが、何しろ毎日そんなに変化があるわけではないので、肉を煮たり焼いたりする日々なのです。
ウイスキーはマイ樽の中で静かに眠っています。
次回の更新ではウイスキーのことを書けたらいいな。。。
外出できないならチャーシューを作ればいいじゃない
緊急事態宣言以降、外出の自粛が要請されているため家で過ごす時間が多くなってきました。
私の場合は仕事も「原則会社に来るな、在宅勤務しろ」と会社からお達しがあり、上司の許可がないと出社できないことになっています。
このような状況だと体を動かすことも人と話すことも減り、どうしてもストレスが溜まりがちになります。
そこで今日は家でできる最高のライフハックを紹介します。
まずは豚肉を用意します。え?
まあ、いいからブロックの豚肉を用意してください。
できれば形が崩れないように糸で縛ってあるやつがいいです。
無ければ縛らなくてもいいですが、そういう趣味をお持ちの方は縛り方もスキルを発揮する絶好のチャンスです。
他にも用意するのは以下です。
・豚肉ブロック 300gくらい
・コショウ たっぷり
・ニンニク 2かけ
・ねぎの青い部分
・醤油 2カップ*
・酒 2カップ*
・砂糖 大匙2*
・水 4カップ*
(1)豚肉の前処理
縛った豚肉にフォークをブッ刺しまくります。
こうすることで豚野郎は縛るだけ以上に喜びます。
しつこい油が抜けやすくなり、味が染みやすくなります。
そしてコショウをたっぷりふりかけます。
(2)焼く
フライパンに少量の油をひき、弱火でじっくりといたぶるように焼いていきます。
できるだけ低温でゆっくり時間をかけて焼いていきます。
できれば裏表の2面のみではなく、上下もあわせて4面しっかり焼きたいですね。
どうせ家に居て時間があるんでしょ?
外出できないならチャーシューを作ればいいじゃない pic.twitter.com/E57M32swmp
— おんたこ (@Ontaco1) April 11, 2020
このくらいじっくり焼くとびっくりするくらい油が出ます。
ある時から匂いが香ばしい感じに変わってきます。
ここまでは最低でも焼きたいところ。
家に居てムラムラしるときの気晴らしですから、気が済むまで焼いてください。
(3)煮る
*の調味料を鍋に入れて混ぜます。
ニンニクは包丁の腹でつぶして入れるといいでしょう。
ねぎも臭み消しのために入れます。
そしてここにけちょんけちょんに焼かれた豚野郎をブチ込みます。
写真よりはもっと浸るようにした方がいいでしょう。
あとは1時間くらい弱火で煮ます。
時々回したり、煮汁をかけたりしながら煮ていきます。
どうせ時間があるんでしょうからとことん煮てください。
(4)冷ます
煮るのに飽きたら、火を止めて放置しましょう。
そうです、仕上げは放置プレイです。
煮物なんかも冷める時に味が染みるといいますが、それと同じです。
自然に冷ましながら、味を染み込ませましょう。
時々思い出したように豚野郎を回したり煮汁をかけて息ができないようにしてあげると、放置されている分とても喜ぶでしょう。
味が染みたらもう食べてあげてもいいでしょう。
暇つぶしがてら散々いたぶってきた豚野郎が、こんなにおいしく成長したことにあなたはきっと驚くはずです。
ただし、ガツンとした味のチャーシューに負けないハイボールを用意しましょう。
これは絶対に必要です。
今回私はタリスカーで優勝できました。
どうせみんな暇なので、友人とWeb飲み会をやったのですが、誰にもチャーシューを横取りされず、画面の向こう側からはひたすらチャーシューを羨む声が聞こえる飲み会でした。
最高でした。
(6)ラーメンを作って食べる
実は今回のミッションは妻から「豚骨ラーメン食べたいんだが?」と言われたのがきっかけでした。
家にはなぜかヤマダ電機でもらった明太高菜もあったので、豚骨ラーメンに入れれば最高かなと思って不要不急の豚野郎を買いに走ったわけです。
チャーシューは翌日のラーメン用に残しておいて煮汁に入れて一晩置いておきました。
その際、別の鍋でゆで卵を作って殻をむいてこちらも煮汁にポイしてました。
結果、翌日に出来上がったのがこちらです。
最高の豚骨ラーメンになりました。
豚骨ラーメンの国出身の私が言うのだから間違いありません。
自分でつくるラーメンが一番うまい。
発注者たる妻も大満足だったようで、褒められました。ブヒィィ!!
おわりに
チャーシューを作り私のこの週末は終わりました。
あとは妻は仕事だったので送り迎えしたくらいでした。
金・土ともに夜は会社の同僚や学生時代の友人とWeb飲み会をやって過ごしたこともあり、とても充実した週末だったと思います。
このチャーシューを作りながら飲んでいたので、結構いい話題になったと思います。
SNSやテレビでニュースばかり追っていると色々な情報が錯綜しているので疲れてしまいませんか?
皆さんもどうせ暇なんだから非生産的なことなんてやめて、チャーシュー作ればいいじゃない。
マイ樽熟成第2弾 Glenfarclas105 ~4/4途中経過報告
先日はTwitter上で#TWLCの#バーチャルウイスキー会に参加し、みなさんが飲んでいるウイスキーたちをつまみに、私も飲みすぎてしまいました。
今日は、先日唯一投稿したグレンファークラスのマイ樽熟成について途中経過を報告します。
Glenfarclas 105のおさらい
イギリス初の女性首相で「鉄の女」と言われたマーガレット・サッチャーが愛したことで有名です。
当時のボトルと現行品では異なる点も多いのでしょうが、シェリー樽熟成で105プルーフというのは変わりません。
105プルーフというのは英国式のアルコール表記で、0.571をかけると我々のなじみが深い度数の表記になります。
105 X 0.571 =59.955 ≒ 60度
ということでアルコール度数が60度という意味です。
グレンファークラス105にはもともとは8年熟成の表記があったようですが今では無くなっています。
かつては最短でも8年だったのでしょうが現在使用している原酒がより短熟ということになるのでしょう。
色は短熟とは思えない綺麗な濃いゴールドをしています。わずかに赤みがかっているようにも見えます。
香りはチョコレートやレーズン、リンゴといったシェリー樽熟成らしい要素をふんだんに感じられます。
さすが105プルーフとあってアルコールの刺激は強めですが、それ以上に重厚な香り。
口に含むと香り同様にレーズンやドライフルーツを主体とした甘みが中心で、60度とは思えない飲み口の良さを感じます。
余韻ではチョコレート系統の香りとわずかに硫黄香と度数由来のドライで刺激的な印象になります。
ピートはほとんど見つけることが難しいです。
このボトルが1リットル4,000円程度で買えるのだからコスパ最強と言われるのも納得です。
なぜグレンファークラス105を選んだか
さて、今回はこのグレンファークラス105をミニ樽に入れて熟成してみたいと思います。
マイ樽に入れるのに選んだ理由としては以下の点があります。
・アルコール度数が高いこと
・高価でなく入手性が良いこと
・しっかりとしたシェリー感があること
・ピート感が強くないこと
・原酒の強さがあり、ミニ樽に負けないという期待
これまでの経験上、ミニ樽で熟成させると揮発量が多くなるため、アルコール度数が下がり水っぽくなる印象があります。
そのため、なるべく度数が高いものを入れるべきでしょう。
また、一般的なスコッチウイスキーの樽熟成は63度くらいが最適とされているようで、度数が下がれば期待したような熟成はできないと考えられます。
度数が高く加水されておらず(カスクストレングス)、ハイプルーフのスコッチウイスキーといえば一般には入手性が悪く価格も高価になりがちです。
しかしこのグレンファークラス105はハイプルーフでコスパ最高ですから、マイ樽熟成にはうってつけなのです。
シェリー感が欲しかった理由としては、このグレンファークラス105を少し長く熟成させた後のミニ樽にはわずかにシェリー樽熟成された原酒の影響が残るかも、と期待しているからです。
マイ樽は空の状態にしておくわけにはいかないため、グレンファークラスの次には当然また別のウイスキーを入れることになります。
マイ樽に移ったファークラスの特徴が、次に入れるウイスキーに良い作用をしてくれるといいな、と思っています。
ただし、樽による熟成とはウイスキーが樽からポジティブな要素をもらい、樽がネガティブな要素を受け取ってくれるという作用が大きな役割を果たします。
そう考えると、うまく熟成できた場合はグレンファークラス105のネガ要素が樽に残って、それが次のウイスキーへ移るようなことがあるかもしれませんね。
ピートが強くないことという条件は、これも次に入れるウイスキーへの影響を考慮してということになります。
個人的にピートは好きですが、このマイ樽熟成ではまだ強ピートの影響を受けないようにしたい考えています。
ミニ樽に負けないようにとは、これまで経験してきた樽しゃぶり系の要素(激しい収斂味)が表れるのは必至なので、それに負けない強い個性があるウイスキーである必要があると考えました。
以上のようにマイ樽にはグレンファークラス105が最高ではないか、と考えています。
場合によっては複数回同じウイスキーを入れるのもいいかな、と思っていたりします。
まあそれはおいおいですね。
熟成の途中経過は
2020/1/4
以前のフォアローゼスを樽から出しましてマイ樽熟成第1弾が終了しました。
その結果の記事はこちらです。
フォアローゼスを樽から出した後は、一度樽内を熱湯消毒して、グレンファークラス105を入れました。
驚いたのですが、1リットルのボトル2本がすべて入ってしまいました。
ここから熟成スタートです。
2020/2月頃
ちょくちょく味見をしながら熟成を見守ってきました。
最初の1カ月ほどが経った頃でしょうか、ふと樽のダボ穴が濡れていることに気が付きました。
これについては結局いまだに放置しているのですが、そろそろ手を打たないといけないかなと思っています。
自分でダボ作ろうかな。。
2020/3/5
2ヶ月が経過したのできちんと味を見てみました。
香り
注いだ瞬間は、ダークチョコレートの濃厚な香りだがすぐに飛んで樽しゃぶり系に変化する。もっと時間が経つと黒糖の甘い香りに変化していく。
味
濃いデーツのような甘さ、チョコレート、プラムが主体で厚みがあるのだが、樽感が強いのは否めない。木材の収斂味に舌の水分を奪われる。良く言えば強めのスパイシーさ。粘度はかなり高い。
時間が経つと、信玄餅の黒蜜のようなザラつく舌触りのある甘さが出てくる。余韻は濃厚で長く、わずかに淡い硫黄香があるがネガティブな印象は無い。
正直美味いと思いました。
やっぱりファークラス105はマイ樽向けウイスキーだったか!
ここで出しても良いくらいかと思いましたが、そんなに頻繁に入れ替えしてたら資金がショートしてしまうので、もっと良い方向に転がってくれることを期待して続行。
2020/4/4
香り
強い存在感だった木材は影を潜め、よりチョコレート系の甘みがメインに。カカオ100%チョコ、ガトーショコラ。
味
硫黄香もいなくなり、これまでのチョコレート、黒蜜系の甘みが主体。これにわずかにバニラ感が加わっており、チャーした樽のいい影響が感じられました。
この時点でも、めちゃ美味いと感じました。
だが、予算の都合上やはりこのまま寝ていてもらうことに。
しかしここである問題に気づきました。
なんか樽、軽くね?
ダボ穴から中を覗いてみると液面が遠い気がします。
そこで、日本が誇るマイ樽液面チェック用チョップスティック(お箸)を突っ込んで見てみると、、
「半分しかないやん!これが天使の分け前か!」
樽熟成で蒸発などで自然に減るウイスキーを「天使の分け前」と言う。
マイ樽熟成で自然に飲んでいたのは私。
すなわち私=天使。Q.E.D.
という三段論法が成り立つわけですが、どうでもいいので詳細は割愛。
まあ、おいしかったから単純に飲みすぎたということでしょう。
あと、結構サンプル取ったりしてますからね。
このまま寝かせておくのは如何なものかと思いまして、色々悩んだのですが同じファークラス105を追加することにしました。
液面低下した状態ではより樽の影響が大きくなること、このままでは加速度的に蒸散量が大きくなると考えられること、ファークラス105でこれまで熟成がうまくいっていることなどを鑑みて決定しました。
これはある種、シェリー酒で用いられるソレラシステムなわけで、永遠にこのまま熟成させてもいいのではないかと思ったりもしています。
手持ちのグレンファークラス105を追加した後の液面チェッカーの写真はこちら。
これでまた熟成再開です。
この後も定期的に味は見ていきますが、同じ轍を踏まないためにもサンプルを取る頻度は減らそうと思います。
これまでのサンプルの色を見ると結構いい感じに濃くなっていて、眺めるだけで楽しいのでサンプル取り大好きなのですが、ミニ樽の大きさを考えると自重する必要がありますね。
おわりに
外出自粛が要請されたり、サンプル取りの自重が必要だったりで何かとツライ昨今ですが、皆様におかれましては適量のウイスキーを楽しんでしっかり息抜きされていることと思います。
在宅勤務でアル中になっちまった!なんてことが無いように気を付けましょう。
今後も時々更新していきますので、よろしくお願いします。
皆さんのウイスキー実験の結果も是非シェアしてくださいね。
マイ樽のお漏らしが過ぎる
ウイスキー熟成家のみなさん、こんばんは。
今日は私の最近の悩みを相談させてください。
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悩みと言うのも、最近私のアレがですね、、、
このような場で申し上げるのも恥ずかしいのですが、なんというかその、「締まり」がなくてですね。
ええ、締まりが悪いんです///
ふと気づくと、いつもいつでも濡れているのです。
しかも、おシモの方にシミができるほどに濡れそぼっているのです。
私も初めは見間違いだと思いました。
それどころか気づかないフリすらしていました。
まさか自分のアレが間欠泉になってしまうなんて、思いもしないじゃないですか。
でも何度確認しても、よしんば恥を忍んで手に取って舐めてみても、明らかに漏れているのはあの液体なわけです。
僕のアレは一体どうしてしまったんだ・・・
遂に事実を事実として受け入れ始めた頃に、漠とした不安を感じながらふと目を上げてみると、
上のお口もデロデロやないか・・・
しかも結構なベトベト感があり、いくら拭ってもその烙印(スティグマ)は拭いきれないのです。
羞恥と不安が入り混じるモヤがかったような視界の中で幾許かの時を過ごし、改めて現実と向き合う決意を固めた僕の前には、なんと
ビッチョビチョじゃないかッ!
もう本当に何ですかこれは!?
どうすればこの間欠泉を止めることができるのでしょうか?
まあ考えられるのは
・樽内のウイスキー液面が高すぎる
・温度変化が大きく内圧が高すぎる
・栓の材料が異なり染みてきたウイスキーを保持できない
・栓の水漏れが塞がっていない
あたりでしょうか。
でもそんなに液面高くないし、他3つは対策できないじゃないですか!
マイ樽熟成に詳しい方がいらっしゃいましたら是非アドバイス頂けないでしょうか。
追伸
現在僕のアレ(マイ樽)は熟成第2弾を行っていて、近く途中経過をアップしたいと思います。