ウイスキーを熟成してみるブログ

初心者がミニ樽でウイスキーを熟成してみるブログです。

まだ東京でローストビーフを買ってるの?

 

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食べたいですよねローストビーフ。          

 

観光地で食べるようなどんぶりからはみ出るほどのローストビーフ

レストランで大きめのお皿に控えめに盛られたお上品なソースのローストビーフ

デパ地下のちょっとお高い惣菜コーナーに並んだ、微妙に購入は迷うローストビーフ

 

ローストビーフと言っても様々ですが、共通して言えるのはちょいお高いかな、ってことでしょう。

かつてイギリスでは日曜日に貴族が一頭まるまる牛を解体して大量のローストビーフやステーキに調理して食べ、食べきれない残りを次の日以降に回して延々色々と味変して食べていたという文化があり、これがイギリス料理が不味い(レパートリーが少ない)と言われる原因の一つにもなったと言われています。

やはり罪深いですねロービー(ローストビーフ)ちゃん。

 

そんなお高くとまっているロービーちゃん、実は貴族ではない我々のお家でもめちゃ簡単に作れちゃうので紹介します。

以下3工程でできちゃうので、簡単。

ローストビーフは買う必要ないんですよ。

 

まずは以下の材料を用意します。

・牛もも肉(かたまり) 300~400gくらい

・コショウ たっぷり

・赤ワイン(ボディ軽めの方が良い) 150cc

・マディラワイン(リッチな方が良い) 50cc

・顆粒コンソメ 小さじ1

 

マディラワインなんて家にねーよって人、居ないですよね?

ウイスキー好きでシェリー酒は少し飲んでみたけどなんだか、、、からの世界三大酒精強化ワインの残り2種ポートワインとマディラワインを試してみたけどなんだか、、、の残りが棚にあるはずです。探しましょう。

もし無いのなら、不要不急のマディラワインを今すぐ買いに行きましょう。

マディラワインは良いものですよ。

 

ご存じの方はフォンドボーは?と思うかもしれませんが、そんなものは一般家庭にはありません。コンソメで十分です。

 

さて、作り方に入ります。

ちなみに、本来の作り方であるオーブンでのローストはしません。

庶民の家ではそんなもの使いませんよね。

 

(1)牛肉の表面を焼く

 冷蔵庫から出したばかりの牛肉全面にコショウとたっぷり振ります。

 フライパンに油を入れて中火でアツアツに熱します。

 肉を入れて1面につき1分30秒ずつ焼きます。

 時間を計りながら正確に。

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誰もが大好きな肉を焼く様子

 焼いている間に大きめの鍋でお湯を沸かしておきます。

 フライパンはまだ洗いません。段取りいいアピールはだめですよ。

 

 冷蔵庫から出したばかりの冷たい牛肉を短時間焼くことで表面は中まで火が通ることを防ぎます。

 火が通りすぎたローストビーフってなんかテンション下がりますからね。

 

 

(2)湯煎?する

 焼いたお肉をラップで二重に包みます。

 アツアツのままラップに乗せると溶けるので気を付けましょう。 

 更にそれをアルミホイル二重に包みます。

 更にそれをジップロックなどのポリ袋に入れます。

 グツグツお湯を沸かしておいた鍋に袋のままインします。

 3分間沸騰させ続けます。

 お肉が浮いてこないようにお皿を載せたりした方がいいでしょう。

 3分経ったら火を止めてフタをして15分間放置します。

 放置して15分経ったら鍋から取り出します。

 ポリ袋、アルミ、ラップからも取り出すとお肉は完成です。あら簡単。

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(3)ソースを作る

 フライパンに残った牛の油と少し焦げたコショウを活用します。

 肉を焼いた後のフライパンにワインとマディラワイン、顆粒コンソメを入れます。

 焦げないように弱火で熱しながら煮詰めていきます。

 煮詰めていくとあるとき急に粘度が高くなってブクブクが激しくなります。

 そのあたりで終了でもいいですし、濃い目が好きならもう少し煮詰めましょう。

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家にあるよね?マディラワイン

 

以上で作る過程は完了です。後は食べるだけ。

 

さて、出来上がったお肉を切ってみましょう。

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わーお

ちょっと写真だと生に見えますが、実物はちゃんと良い感じ。

もう少し火を通したいって方はもう一度湯煎するかレンチンなどの手があります。

そのあたりは自己判断です。

 

器にポテトや野菜と共に盛り付けて作ったソースをかければ最高です。

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マディラワインの甘みとしっかりしたコク、特有の酸味がお肉とよく合います。

 

ちなみに映えを気にするなら、ソースはかけるよりも付けて食べるスタイルにしたほうが綺麗です。

私はそんなものはどうでもいいのでぶっかけて食べましたが。

 

さて、こんな感じで一般家庭でもお手軽にローストビーフを楽しめるわけですが、食べきらずに余ることがままあります。

そんなときはイギリス貴族よろしく翌日に回しましょう。

余った肉は塊のままラップで包んで冷蔵庫で保管できます。

 

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自宅で簡単ローストビーフ

翌日にローストビーフ丼にしました。

味変もしたいのでわさび醤油にしましたが、これもグッドイナフ。

 

さらに違うパターンとしてはサンドイッチもおすすめです。

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用意した材料はロービーの他にパン、チーズ、レタス、玉ねぎ、トマト

こいつを挟むと、、、

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貴族サンドイッチの完成だぜ

マヨネーズやソースも欲しいですね。

ソースについては、サンドイッチのときは上で紹介した材料の他にケチャップを加えて作ったものを使ったらマーベラスでした。

あとは最後にコショウをガリガリやってあげるとエクセレントゥ!って感じです。

 

アルミホイルに包んで公園に行きたいですね。

 

 

・・・

 

 

今日はローストビーフとマディラワイン(で作ったソース)の話でした。

 

忘れるところでしたが、一応このブログはマイ樽でウイスキーを熟成させるブログですが、何しろ毎日そんなに変化があるわけではないので、肉を煮たり焼いたりする日々なのです。

ウイスキーはマイ樽の中で静かに眠っています。

 

次回の更新ではウイスキーのことを書けたらいいな。。。