ウイスキーコークのすすめ
コークハイって知ってます?
コーク(コ〇イン)でハイになるってことじゃないですよ?ダメ、ゼッタイ。
英語ではWhisky and Cokeってそのまんま言うあれです。
昨日はラムコークについて書きましたが、今日は最近ドはまりしているウイスキーコークの楽しみ方をお伝えしようと思います。
槍ヶ岳 × ウイスキーコーク
いきなり何言ってんだって感じだと思いますが、まあ要はアウトドアでウイスキーコークするのいいですよってことです。
槍ヶ岳ってのは長野と岐阜の県境にある飛騨山脈の結構高い山で、先が尖がってます(適当)。
アルプスの他の山頂などから見た時に一目で分かるその姿は印象的で、思わず探してしまう山です。
日本でトレッキングをする方にとっては馴染み深い山ですね。
先日、私は結構遠回りして槍ヶ岳に登りました。
その時のルートがこちら 。
横軸を距離、縦軸を高度にするとこんな感じです。
お察しいただけると思いますが、まあまあ長いです。
この時はテントを担いで行きまして、途中で2泊しました。
食事も担いで行ったので、「なにかお楽しみを用意しなければ!」と思ったわけです。
そこで思いついたのが「ウイスキーコークやればいいじゃん」でした。
テントを張るのは山小屋が管理するテント場なので、山小屋に行けばジュースなんかは買うことができます。
下界から高度3000mまでヘリで空輸されてきたコーラは、ウイスキー転売ヤーもびっくりのプレ値になりますが、これは納得できるのでお金を出して購入します。
テントから出ればこんな景色が広がる山で、疲れた体に山崎の香りとウイスキーのケミカルな甘みが染み渡る至福の時です。
山崎をコーラにぶっこむなんてもったいない!という声が聞こえてきそうですが、うるせぇ黙ってろ!俺の金だ!
食事については言えば、皆さんスタイルは違いますが食料はどうしても炭水化物中心になりがちなので、私は乾燥野菜を持っていくようにしています。
ウイスキーと違って乾燥野菜はあまり重さもないのでお勧めです。
甲武信ヶ岳 × ウイスキーコーク
また山かよ・・・わかります。
私も同じ気持ちです。一緒に最後まで頑張りましょう。
甲武信ヶ岳というのは奥秩父山脈の中央にある結構高い山で、山頂直下の甲武信小屋というところの徳(トク)さんという最高にイカれたおじさんが、登山道が危険だからと登りやすい登山道を新しく開拓してしまったという道がメインの登山道になります(適当)。
天邪鬼な私は違うルートから登りましたけどね。ガハハ。
これもテントとウイスキー担いで行くつもりで準備していました。
小屋についてテントを張っている時にふと気づいたのですが、
ウイスキー忘れた。。。
これじゃあなにをしに来たのか分かりません。
私「ヴ イ” ズ ギー あ”り”ま”ぜん”がぁ"ぁ"ぁ"あ”ッ?」
徳さん神「あるよ」
オーゴッド。
登山道を作るだけでは飽き足らず、私のようなものにウイスキーまで用意してくださるとは。
He will make a way, He will make a way, with love and strength for each new day, (God will make a way / Don Moen)
キリスト教の世界観は分かりませんが、この時の私の頭にはよくわからないホーリーな歌が響きました。
私にとって、徳さんイズゴッドでした。
サントリー レッドは初めてですが、とてもありがたく受け取りました。
夕飯は妻の希望によりチーズリゾットを作りました。
いろいろ工夫して実現しましたが、なかなかおいしくて、今後の登山の定番メニューになりそうです。
良く冷えたコーラも小屋で購入させていて、ウイスキーを慎重に注ぎます。
やっぱり運動後のウイスキーコークは最高ですね。
味について言えば、サントリーレッドは初めてでしたが飲みやすいなと感じました。
ストレートでも飲んでみましたが、クセがなくて甘みが中心となっていておいしいなと思いました。
後で調べてみると、アルコールのアタックがキツいというレビューが多いようですが、あまりそうは感じませんでした。
購入した時にはかなり埃を被っていたので、もしかすると山小屋で長期間置かれていて瓶熟のような効果があったのかもしれません。
サントリーレッドは低価格なウイスキーですが、縦走中の山小屋のような特殊な環境で飲む分には十分楽しめるというのはいい発見でした。
いずれにしても、小屋が用意してくれたありがたいウイスキーとコーラを楽しむことができて幸せな時間を過ごすことができました。
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昨日のラムコークしかり、コークハイはともすれば邪道な飲み方と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、山小屋のような特殊なシチュエーションでもウイスキーを楽しむ方法があるというは素晴らしいことですし、ウイスキーを作るメーカー、一般消費者まで届けてくれる酒屋、特別な時間を提供してくれるバーに加えて、トイレすら普段通りにいかない山の上においても楽しみを用意してくれる山小屋にも今後は感謝しながら楽しいウイスキーライフを送りたいと思います。